2025/09/11 14:29

#NMNの散歩道(12) 

―日本橋―

日本橋を渡るとき、いつも少しだけ現実から離れる。それは眠る直前のまどろみの中にいるような感覚。街の音が遠くなって空気がやわらかくなる。橋の下を流れる川は、ただの水じゃなくて、誰かの思い出とか言えなかった言葉とか、そういうものが静かに混ざっている気がする。

NMNをひと粒、口に含む。それは、体の奥にある小さな部屋の灯りをつけるみたいで、「大丈夫だよ」って、誰かがそっと言ってくれるような気がした。その声は、風の音にまぎれて、すぐに消えてしまうけれど、心のどこかに、ちゃんと残っている。

橋の上には、見えない人たちが歩いている。昔ここを通った人たち、これから通る人たち。その足音が、石畳に染み込んでいて、私はその上をそっとなぞるように歩く。

ふと、空を見上げると、雲がゆっくりと形を変えて、金魚になったり、古い時計になったりする。それを見ていると、時間って本当はまっすぐじゃなくて、ぐるぐると輪になっているんじゃないかと思う。

日本橋は、そういう場所だ。過去と未来が、静かに手をつないでいる場所。NMNが教えてくれるのは、その手のぬくもりを、ちゃんと感じることの大切さ。

私は橋を渡りきって、振り返る。そこには、さっきまでいたはずの風景が、少しだけ違って見えた。それは、夢の中で見た景色に似ていて、でも確かに、今ここにあるものだった。

明日は、「夢の途中」

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