2025/09/11 15:10

#NMNの散歩道(24) 

―臍を噛む―

夕方の公園は、少しだけ夏の名残を残していた。蝉の声が遠くで鳴いていて、でも風はもう秋の匂いを運んでくる。私は、ベンチに座って、NMNの小瓶を指で転がしていた。それは、未来の自分に手紙を書くような行為だった。

「臍を噛む」って、後悔してもどうにもならないことを言うらしい。昔の人は、そんなとき、ほんとうに臍を噛みたくなるほど悔しかったのかな。私は、あのときの言葉を思い出していた。言わなければよかったのか、言ってよかったのか、その答えは、いまだに風の中に溶けている。

でも、NMNを飲み始めてから、少しだけ考え方が変わった。過去を悔やむより、未来にやさしくなりたい。体が整うと、心も少しだけ整う。それは、臍を噛む代わりに、深呼吸をするようなものかもしれない。

帰り道、夕焼けが川面に映っていた。魚が跳ねて、水がきらりと光った。その瞬間、過去も未来も、ただの風景の一部になった気がした。

臍を噛むこともある。でも、それを抱えながら歩くのが、人生なのかもしれない。NMNの散歩道は、そんな後悔さえも、やさしく包んでくれる。

明日は、「アルプスの歌」

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