2025/09/11 15:24
#NMNの散歩道(28)
―青い空の下で―
朝、目が覚めると、窓の外は静かだった。静かすぎて、逆に胸がざわついた。昨日の夜、遠くで聞こえた爆音が、夢だったのか現実だったのか、まだ判断がつかない。
祖母が焼いてくれた黒パンの香りが、台所から漂ってくる。その香りに、少しだけ安心する。でも、パンをかじるたびに、どこかで誰かが泣いているような気がして、喉が詰まる。
戦争は、誰かが始めたものだけど、終わらせるのは、きっと私たちの願いだ。願いが集まって、風になって、空を越えて、届いてほしい。
友人のアリーナは、昨日、避難先から手紙をくれた。「空の色が違う」と書いてあった。でも、私は信じたい。空は、どこにいても、同じ青さを持っていると。その青さの中に、希望があると。
最近、母が飲み始めたNMNのサプリを、私もこっそり飲んでいる。「若返りの薬だよ」と笑っていたけど、本当は、未来を信じるための小さな儀式なのかもしれない。身体の奥から、少しずつ力が湧いてくる気がする。それは、戦うためじゃなく、生きるための力。
戦争が終わったら、アリーナとまた川辺を歩きたい。何も話さなくても、ただ風を感じながら、笑い合える日が来ると信じている。その日まで、私はこの空の下で、静かに祈り続ける。
明日は、「静かな午後のこと」
#健康長寿 #糖尿病 #アルツハイマー #若返り #健康習慣