2025/09/11 15:51

#NMNの散歩道(31) 

―揺れる海の向こう―

最近、南海トラフ地震の話題がまた増えてきた。テレビでもネットでも、避難対象が52万人を超えるというニュースが流れていた。それを見たとき、胸の奥が少しだけざわついた。でも、NMNを飲んでからの朝は、なぜかそのざわつきが静かに沈んでいく。

散歩道の途中、川沿いのベンチに座って、スマホで読売新聞の記事を読んだ。マグニチュード8以上の地震が起きた場合、「巨大地震警戒」が発令され、事前避難が求められるという。その言葉の重さに、しばらく空を見上げていた。

「地震って、予告なしにやってくるのに、どうしてこんなに静かなんだろう。」

そう思った瞬間、風が頬を撫でた。まるで、海の向こうから届いた手紙のようだった。南海トラフの海底では、今も「ゆっくりすべり」が起きているかもしれない。誰にも見えない場所で、地球が息をしている。

NMNを飲み始めてから、体だけじゃなくて、心も少しずつ整ってきた。不安を感じることはあるけれど、それに飲み込まれなくなった。地震の話を聞いても、すぐに避難袋の中身を確認できるようになった。水、食料、身分証。生きるための準備は、思いやりの形でもある。

「備えるって、誰かを守ることなんだ。」

そう思ったとき、遠くで子どもたちの笑い声が聞こえた。この町も、あの海も、いつか揺れるかもしれない。でも、今はまだ静かで、優しい。

帰り道、夕暮れの空に一筋の雲が流れていた。それはまるで、未来の記憶のようだった。南海トラフの海の底で眠る力が、いつか目を覚ますとしても、そのとき私は、ちゃんと立っていられるようにしたい。

NMNの散歩道は、今日も静かに続いている。揺れる海の向こうに、祈りのような日常がある。

明日は、「天災と戦争」

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