2025/09/11 16:03
#NMNの散歩道(32)
―天災と戦争―
NMNをひと粒、舌の上で転がしてから、私は散歩に出た。空はどんよりと重く、遠くで雷が鳴っていた。風が強くて、木々がざわざわと話しているようだった。
この道を歩くたび、私は思い出す。祖母が語ってくれた戦争の話。空襲の夜、家族で防空壕に逃げ込んだこと。焼け野原になった街を、泣きながら歩いたこと。そして、その後に訪れた静かな日々。けれど、静けさはいつも長くは続かない。地震が来て、台風が来て、津波が来て、また何かが壊れる。
天災も戦争も、突然やってくる。予告もなく、準備もできず、ただ私たちは巻き込まれる。けれど、NMNを飲むようになってから、少しだけ違う気がしている。細胞の奥にある記憶が、何かを癒しているような、そんな感覚。祖母の話を聞いた夜の、あの胸の痛みが、少しだけ和らいでいる。
散歩道の途中、古い防空壕の跡地に立ち寄った。今はただの公園の一角だけれど、地面の下にはまだ、誰かの祈りが眠っている気がする。風が吹いて、木の葉が舞った。空は灰色のままだけれど、どこかに光があるような気がした。
帰り道、小さな子どもが母親と手をつないで歩いていた。その手のぬくもりが、世界を守っているように見えた。天災も戦争も、私たちを試すけれど、それでも人は歩く。NMNのように、静かに、確かに、未来へ向かって。
明日は、「阿波踊り」
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