2025/09/11 16:27
鯖街道を歩いていると、潮の香りと山の匂いが混ざり合って、胸の奥に懐かしい記憶がふわりと浮かんでくる。
昔、祖母が言っていた。「鯖はね、命を運ぶ魚なのよ」。京都から若狭へ、あるいはその逆へ、鯖を背負って人々が歩いた道。その足音が、今も石畳に染み込んでいる気がする。
道沿いには、苔むした茶屋の跡や、ひっそりと咲く野の花。誰かが置いていった小さな祈りのようなものが、風に揺れていた。私はその風に背中を押されながら、歩く。NMNを飲んだ朝の身体は、軽く、どこか透明で、記憶の中の自分と重なっていく。
途中、古い井戸のそばで休んだ。水の音が、遠い昔の話をしているようだった。鯖を運んだ人々も、きっとこの水で喉を潤したのだろう。その水が、今も変わらずここにあることが、なんだか嬉しかった。
帰り道、空が少しだけ赤く染まっていた。鯖街道の夕暮れは、静かで、やさしい。NMNのせいか、心の輪郭がくっきりして、忘れていた風景が、ひとつずつ戻ってくる。
この道は、記憶の道でもある。歩くたびに、誰かの人生とすれ違い、少しだけ自分が変わっていく。そんな気がした。
明日は、「鯖と記憶の交差点」
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