2025/09/25 13:10

#NMNの散歩道(46) 

―葛西臨海公園の朝―

朝の光は、まだ眠っているようだった。葛西臨海公園の芝生には、夜露がうっすらと残っていて、歩くたびにスニーカーの先がしっとりと濡れた。

観覧車は静かに佇んでいて、まるで夢の中のオブジェみたいだった。遠くに見える東京湾の水平線が、淡いピンクと水色のグラデーションに染まっていて、それを見ているだけで、心の中のざわざわが少しずつほどけていくのがわかった。

ベンチに座って、バッグから取り出した小さなカプセルを口に含む。NMN。最近、朝のこの時間に摂るのが習慣になっている。それが効いているのか、ただの気のせいなのかはわからないけれど、少なくとも、こうして朝の空気を吸っていると、「今日もちゃんと始められる」って思える。

近くでラジオ体操をしているおじいさんたちの声が、風に乗って届く。鳩が芝生をついばみ、子どもたちの笑い声が、少しずつ公園に満ちていく。

私は立ち上がって、海の方へと歩き出す。今日という一日が、何か特別なことをくれなくてもいい。ただ、こうして静かに始まってくれるだけで、それだけで、十分だと思った。

明日は、「たまごっちの記憶」

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