#NMNの散歩道（５０）　

―異常気象に想う―

空が、季節を忘れてしまったみたいだった。9月なのに真夏のような陽射しが照りつけて、蝉がまだ鳴いている。道端の彼岸花が、咲くタイミングを迷っているように見えた。

昔は、もっと季節がはっきりしていた気がする。春は春らしく、夏は夏らしく、秋にはちゃんと涼しい風が吹いた。今は、身体が戸惑っている。汗をかくべきなのか、冷えるべきなのか、体温調節がうまくいかない日が増えた。

そんなとき、ふとNMNのことを思い出す。細胞の修復、老化の遅延、身体の中で起きている小さな変化に、静かに寄り添ってくれる存在。異常気象に揺れる外の世界と、それに応えようとする内側の世界を、そっとつなぎとめてくれるような気がする。

でも、NMNだけでは足りない。私たちの身体は、もっと多くのものに支えられている。食べること、眠ること、誰かと話すこと、そして、季節の変化に気づくこと。

あなたの身体は、この変わりゆく空の下で、何を感じていますか？季節の乱れに、どんなふうに応えていますか？

明日は、「烏の声がしない朝に」

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